弱日記

弱男の思ったこと、感じたことを適当に書いていく。映画の話とサッカーの話が多くなる可能性大。

早すぎ

早いものでもう師走です。
11ヶ月を消化し、今年もあと1ヶ月しか残っていません。
結局、私は何もできなかったし何も成長できなかったのではないか?
全くもって手応えのない一年となってしまうのではないだろうか。

それならばあと1ヶ月を精一杯生きてみよう
と思った晴れた土曜の午後なのでした

君の名は。

観に行くの遅過ぎィ!
と言われてしまいそうですが、やっと君の名は。を劇場にて観賞。

私が観に行ったのが今週の月曜日だったのですが、普通に1日5回ほど上映している模様。
永い言い訳なんて最初から1日1回だったのに(涙

映画を観た感想としては、普通に面白かったなあ、というもの。
ストーリーに関しては割と先が読めてしまったし、かなり王道な展開が多め。そんでもってハッピーエンドへのもっていきかたがちょいと強引な気がしないでもない。

それでもアニメーションとしての映像の綺麗さでいえば、素晴らしいレベルにありますし、これだけのブームになった理由もそこかしこに見て取れます。
とことん音楽と映像の融合も楽しめますし、キャラクターのひたむきな姿も心に伝わって来ます。

名作とまではいかないまでも、確実に人に薦めることのできる良作、佳作であるといえます。

まだ観ていない方がいましたら、是非劇場で見て欲しいです


それと同じアニメーション映画として、"この世界の片隅に"も観に行きたいなー

お酒飲めない人間

タイトルにある通り、私はお酒が一切飲めません。
基本的には少しでも口にすると動悸と頭痛が襲って来る。そのため、酔うという感覚が訪れる前に、ただただ苦しみを味わうのみなのだ。
それでも大学生である。当然、飲み会というものが存在するし、私ももれなく参加する。
幸い、お酒の強要をして来る人間は私の周りにはいないため、そういったことでトラブルになることはない。

しかしお酒の入った周囲の人間のテンションが上がり、理性がある程度崩れて行く中で、私は1人、別の次元に取り残された気分になる。あまりにも1人、私は冷静に地獄の底を見つめることになる。
あれこそが孤独なのだと思う。私にとっての究極の孤独があそこにある。
何が言いたいかといえば特に何もないのだが、私が生きてきた中で(とはいっても20年とチョットだが)感じた1番の孤独をここに書いておきたい。
人は1人のときに独りになるのではないと思う。周りに人がいる時こそ独りになるのだ。
あの場所では死に至る病と言って良いほどの絶望を私にくれるのだ。
それでも私の生への執着は尽きない。
だから私はそれでも生きていく。
自分でも気持ち悪い文章だと思う。まるで酔っているかのようだ。お酒は一滴も飲んでいないはずなのに

アジア最終予選 VSサウジアラビア

いやー、勝ちました。

今日の試合はオマーン戦に引き続きワントップに大迫。
そして右サイドハーフに久保が入りました。

とにかく今日はプレスが効いてました。マンツーマン気味で前線から激しくいっていたことと、原口が無尽蔵のスタミナで走り回っていたことで、相手の攻撃の芽を摘んでいましたね。
そしてボールを奪い、素早く前線にパスを出し、大迫のポストプレーから多くの決定機を作り出していました。
特に前半は清武のボールのコントロールが素晴らしかった!
縦への意識が強すぎて、少し雑かなと思う場面もありましたが全体的にはやりたいことができていたのではないでしょうか。

そして原口が二点目となるゴールを決めてくれたので、頑張りが報われて良かったです。
しかし最後の最後で一点を返されてしまったのが非常に残念。
しかも一点目のPKの判定になったハンドが正直微妙な判定だっただけに、失点はして欲しくなかったなあ。

あと結構相手が荒かったですね。レッドカードも出ましたし。
日本の選手には怪我だけは気をつけて欲しいですね。久保も前半で交代になったので心配ですし。

まあとにかく今日は勝ったことを喜びましょうか。
この試合で予選の半分の試合を消化しました。
後半戦も頑張れ日本!

2001年宇宙の旅

割と名作と呼ばれている映画のなかで観ていない作品があります。
その中の一つが
"2001年宇宙の旅"

なんで今まで観なかったのだろう?

この映画、ヒジョーに評価しづらいです。巷では名作と呼ばれる反面、意味がわからないとか冗長だとか言われていたりと結構評価の分かれる作品ですね。
ただ映像の技術、そしてまだ見ぬ未来のイメージの具現化に関しては、この映画以降に作られた作品と比べても全く見劣りしません。
ここはやはり完璧主義者と呼ばれたスタンリー・キューブリックならではといったところ。

インターステラーが公開されてから、一緒に語られることが多い本作ですが、インターステラーはSFのなかでも家族愛が前面に出ているヒューマンドラマといった感じ。
一方、2001年宇宙の旅はより哲学的な内容。
ただモノリスに出会ったあとの無限の彼方に飛ばされるシーンはあまりにも長い。無限を表現するためには必要な時間設定なのかもしれないが、かなりあのシーンで眠くなりました。

面白いかどうかは別にしても、やはり同時代に作られた映画と比較しても、なんならそれ以降のSFと比較しても飛び抜けた映像表現が観られます。
そのためだけに観ても損はしない一作だとは思いますし、なかなか理解し難い内容でもあるので複数回観てみるのもいいかもしれません。

永い言い訳

やっと"永い言い訳"を観に行ってきました。

原作・脚本・監督 西川美和
主演 本木雅弘

この映画に興味を持ったのは、竹原ピストルが出演していたから。
解散はしてしまいましたが、フォークバンド野狐禅の頃から好きでしたので、公開前から気になっていました。
久しぶりに映画館に邦画を観に行った気がします。

いやー、面白かった。
感想としては色々ありますが、順番に書いていきたいと思います。
まずはじめに主演であるモックンの演技が素晴らしい。

妻が死んでも悲しむことが出来ず、涙も流せなかった小説家という、少し捻じ曲がった自意識を持つ男の役を見事に演じきっていました。
相変わらず2枚目ですが、ジャニーズであったことを良い意味で感じさせない、渋い名俳優といった感じ。

そして主演のモックンだけでなく、脇を固めるキャストもまた良いんですよ。
上に書いた竹原ピストルもそうですが深津絵里池松壮亮黒木華が良い味を出してます。
あと何気にチームナックスのミスター残念こと"戸次重幸"が出てましたねw

そしてこの映画で忘れることはできないのが子役の演技。
藤田健心くん
白鳥玉季ちゃん

子役にありがちなあざとさはなく、ごくごく自然に演じていました。2人の演技が、この映画の肝であったといって良いかもしれません。

主人公の津村啓(ペンネーム)こと衣笠幸夫(鉄人の衣笠祥雄ではないよw)は喪ってから大切なものに気づきます。
ただそこに気づくまでに、逃避もするし目も背けるし、なかなか前に進めずにいたりもします。

しかし同じように妻を亡くした大宮陽一とその子供の真平と灯の兄妹と交流してく中で、徐々に彼は変わっていきます。
歪んだ自意識を持つ彼は、時に生々しい感情を露わにして周囲の人と衝突し、どこへ向かえば良いか分からなくなったりもします。

それでも人生が続いていく中で残された者である、幸夫も大宮家も前に進んでいかなければならない。
そんな彼らの苦悩や葛藤を実に見事に表現した一作でした。

本当に観にいって良かった。
邦画もまだまだ捨てたものではないな。
原作も読んでみようかと思います。

それにしても深津絵里が綺麗だったな