弱日記

弱男の思ったこと、感じたことを適当に書いていく。映画の話とサッカーの話が多くなる可能性大。

プリンセスメゾン

最近のドラマで面白いのは圧倒的にテレ東とBS NHKのもの。
前にも書きましたが、勇者ヨシヒコや吉祥寺だけが住みたい街ですか、京都人の密かな愉しみなどが面白いのですが、プリンセスメゾンも面白い。

まず何と言っても登場人物のキャラクターも良い。それとドラマに登場する人と人の距離感が心地よい。昔の田舎に存在していた斜めの関係というんですかね。主人公のために周りの人間が真剣に考えて行動してくれるんです。
高橋一生演じる、冷淡に見えるけど実は結構人間味溢れる伊達さんや、吉田羊に似ていると言われている陽月華演じる要さんが本当に心優しい。
そのほかにも主人公の周りには沢山の心優しい人物がいて、彼女を手助けしてくれます。
そして森川葵演じる主人公・沼越さんも独特の空気感を持ちながらも、家を買うという夢に向かいひたむきに前を見ている姿にグッとくるものがあります。

それ以外にも毎回のように挿入歌として様々な名曲がかかるのですが、その選曲がまた素晴らしいんですよ。
フジファブリックの"茜色の夕日"やクラムボンの"バイタルサイン"、くるりの"東京"など渋いですが最高に心に響く曲がかかるんですよね。

ドラマや映画などの映像作品において、音楽の役割というのは果てし無く大きいものだと思います。劇的な出来事が起こるドラマではないですが、登場人物、物語、音楽、全てのバランスがとれた作品だと思います。
次が最終回で寂しい気持ちもありますが、最後までしっかりとこのドラマを楽しみたいと思います。